「講座を5,000円で売ったら、手元にはいくら残るの?」「月謝を毎月集めるサービスを使うと、手数料はどれくらい引かれる?」——。オンラインで講座や会員サイトを始めるとき、いちばん気になるのが手数料です。
この記事では、オンライン講座・動画・会員サイト(月謝や月額会費)を売るときにかかる手数料を、3つの種類に分けて具体的な数字で解説します。売上ごとの手取り早見表もあるので、どのくらい手元に残るかの目安にしてください。
この記事の結論
- 手数料は「決済手数料」「プラットフォーム手数料」「振込手数料」の3つ
- カードの決済手数料は、国内カードで3.6%前後が目安
- サービスの料金は「月額固定型」「手数料型」「その組み合わせ」の3タイプ。売上が少ないうちは月額0円の手数料型、増えてきたら月額固定型が得
- LearnLoomの場合:有料プランは合計 約5.0%、フリープランは合計 約10.0%、振込手数料は1回500円。月の売上が約6万円を超えると、月額2,980円のビギナープランのほうが手元に多く残る
目次
かかる手数料は3種類
オンラインで講座や会員サイトを売るときの手数料は、大きく次の3つに分けられます。サービスによって呼び方は違いますが、中身はほぼ同じです。
| 種類 | 何のお金? | 目安 |
|---|---|---|
| 決済手数料 | クレジットカードで支払ってもらうために、カード会社や決済会社に払うお金 | 国内カードで3.6%前後 |
| プラットフォーム手数料 | 講座や会員サイトを動かすサービス(販売の仕組み)に払うお金 | 0%〜10%以上までサービスによってさまざま |
| 振込手数料 | たまった売上を自分の銀行口座に移すときのお金 | 1回数百円程度 |
決済手数料:カードで払ってもらう以上、ほぼ必ずかかる
クレジットカード決済では、売上の一部をカード会社や決済会社に払います。多くのサービスが使っている決済会社 Stripe(ストライプ)の場合、国内で発行されたカードで3.6%前後です。海外で発行されたカードは率が高くなることがあります。
プラットフォーム手数料:サービスごとの差が大きい
講座の販売ページ、動画の配信、会員の管理などをまとめて提供しているサービスに払う手数料です。ここがサービスによっていちばん違う部分なので、比べるときは必ず確認しましょう。月額料金がかからない代わりに、この手数料が高めに設定されていることがよくあります。
振込手数料:1回ごとにかかる
売上はいったんサービス側で預かり、申請や締め日のタイミングで口座に振り込まれるのが一般的です。振込のたびに手数料がかかるので、少額をこまめに引き出すと割高になります。
サービスの料金は3タイプ
講座や会員サイトを売るサービスの料金は、次の3タイプのどれかに当てはまります。
| タイプ | しくみ | 向いている人 |
|---|---|---|
| 手数料型 | 月額0円。売れたときだけ、売上に対して手数料がかかる | これから始める人、売上がまだ少ない人 |
| 月額固定型 | 毎月決まった料金。売上に対する手数料は低いか、かからない | 売上が安定してきた人 |
| 組み合わせ型 | 月額料金のプランを選ぶと、手数料率が下がる | 小さく始めて、売上に合わせてプランを上げたい人 |
どのタイプが得かは売上の大きさで決まります。売上が少ないうちは、毎月の固定費がかからない手数料型が安心です。売上が増えてくると、手数料で引かれる金額が月額料金を上回るようになり、月額固定型のほうが手元に多く残ります。
分かれ目の求め方
分かれ目の売上 = 月額料金 ÷ 下がる手数料率
たとえば、月額2,980円払うと手数料率が5%下がるなら、2,980円 ÷ 5% = 59,600円。月の売上が約6万円を超えるなら、月額料金を払ったほうが得になります。
手取りの計算方法(計算例つき)
手元に残る金額は、次の式で計算できます。
手取り = 売上(税込)− 決済手数料 − プラットフォーム手数料 − 月額料金 − 振込手数料
ここでは、LearnLoom(ラーンルーム)の料金で計算してみます。LearnLoomは「組み合わせ型」で、プランごとの手数料は次のとおりです。
| プラン | 月額(税込) | 決済手数料 | プラットフォーム手数料 | 合計の目安 |
|---|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | 約3.6% | 6.4% | 約10.0% |
| ビギナー | 2,980円 | 約3.6% | 1.4% | 約5.0% |
| スタンダード | 9,800円 | 約3.6% | 1.4% | 約5.0% |
| ビジネス | 30,000円 | 約3.6% | 1.4% | 約5.0% |
| エンタープライズ | 55,000円 | 約3.6% | 1.4% | 約5.0% |
決済手数料は国内カードの場合の目安(Stripeの実費)です。プラットフォーム手数料は税込の販売価格に対してかかります。振込手数料は、どのプランも1回500円です。
計算例:11,000円(税込)の講座が1つ売れた場合
| フリープラン | ビギナープラン以上 | |
|---|---|---|
| 売上(税込) | 11,000円 | 11,000円 |
| 決済手数料(約3.6%) | −約396円 | −約396円 |
| プラットフォーム手数料 | −704円(6.4%) | −154円(1.4%) |
| 受け取る売上 | 約9,900円 | 約10,450円 |
このほかに、有料プランは月額料金、振り込むときに1回500円がかかります。また、受け取る売上には消費税相当額(この例では1,000円)が含まれていて、消費税の申告・納付は販売者が行います。
売上別の手取り早見表
月の売上(税込)ごとに、LearnLoomの各プランで手元に残る金額をまとめました。月額料金を差し引いた金額で、振込手数料は含みません。決済手数料を3.6%として計算した目安です。
| 月の売上(税込) | フリー 月額0円・約10.0% |
ビギナー 月額2,980円・約5.0% |
スタンダード 月額9,800円・約5.0% |
|---|---|---|---|
| 1万円 | 9,000円 | 6,520円 | −300円 |
| 3万円 | 27,000円 | 25,520円 | 18,700円 |
| 5万円 | 45,000円 | 44,520円 | 37,700円 |
| 10万円 | 90,000円 | 92,020円 | 85,200円 |
| 30万円 | 270,000円 | 282,020円 | 275,200円 |
| 50万円 | 450,000円 | 472,020円 | 465,200円 |
| 100万円 | 900,000円 | 947,020円 | 940,200円 |
早見表の読み方
- 月の売上が約6万円までなら、フリープラン(月額0円)がいちばん多く残ります
- 約6万円を超えると、ビギナープランのほうが多く残ります
- スタンダード以上は手数料率がビギナーと同じなので、人数・動画の本数・使いたい機能が足りなくなったときに選びます
なお、プランは手数料だけでなく、使える機能や上限でも選ぶ必要があります。たとえばフリープランはコースの作成やメール配信が使えず、運営者と会員を合わせて10名までです。くわしくは料金プランをご覧ください。
月額0円で販売を始めよう
LearnLoomのフリープランなら、初期費用も月額費用も0円。
売上が増えてきたら、手数料の低いプランに切り替えられます。
月謝・月額会費の場合の計算例
月謝や月額会費のように毎月お金をいただく場合も、計算のしかたは同じです。ただし、会員制のサービスでは会員の人数に上限があることが多いので、手数料だけでなく人数からプランを選ぶ必要があります。
例:月謝3,300円(税込)の会員が30人いる教室
LearnLoomでは、運営者・スタッフと会員を合わせた人数に、プランごとの上限があります(フリー10名、ビギナー20名、スタンダード100名)。会員30人+運営者1人=31人なので、スタンダードプランが必要です。
| 月の売上 | 3,300円 × 30人 = 99,000円 |
| 決済手数料+プラットフォーム手数料(約5.0%) | −約4,950円 |
| スタンダードプランの月額 | −9,800円 |
| 手元に残る金額(振込手数料別) | 約84,250円 |
会員1人あたりでは、3,300円のうち約3,135円が売上として残る計算です(月額料金を除く)。お休み中(休会中)の会員は人数に数えないので、休会の多い教室でも上限を気にしすぎる必要はありません。
手数料以外に気をつけたいお金
消費税
税込価格で売った場合、受け取る売上には消費税相当額が含まれます。手取りの全額が自由に使えるお金ではないので、納める分を取り分けておきましょう。申告や納付については、税理士などの専門家に相談するのが安心です。
返金したときの手数料
カード決済では、返金しても決済手数料は戻らないのが一般的です。購入前に内容がわかるよう、無料のサンプル動画や講座の説明を充実させておくと、返金を減らせます。
メールの配信数
会員へのお知らせをメールで送る場合、サービスによっては配信数に上限があり、超えると追加料金がかかります。LearnLoomでは、プランごとの基本枠を超えた分は1通0.8〜1円で追加できます。
振込のタイミング
売上はすぐに引き出せるとは限りません。LearnLoomでは、支払いから14日たった売上を1,000円以上から申請でき、申請から原則2〜3営業日で振り込まれます。毎月15日締め・翌月末振込の自動振込も選べます。
手数料を抑える3つのコツ
売上に合ったプランを選ぶ
月の売上が分かれ目(LearnLoomなら約6万円)を超えたら、手数料率の低いプランに切り替えましょう。売上が少ない月が続くなら、無理に月額料金を払う必要はありません。
振込はまとめて申請する
振込手数料は1回ごとにかかるので、ある程度たまってからまとめて申請すると節約になります。自動振込なら、最低振込金額を高めにしておくと回数を減らせます。
形のある商品は銀行振込も使う
教材やキットなどの商品は、銀行振込で買ってもらうと決済手数料がかかりません(LearnLoomの場合、プラットフォーム手数料はかかります)。カードを持っていないお客さまにも買ってもらえます。
よくある質問
一般的には、カード会社に払う決済手数料(国内カードで3.6%前後)と、販売サービスに払うプラットフォーム手数料、売上を口座に移すときの振込手数料の3つがかかります。LearnLoomの場合、有料プランなら決済手数料 約3.6%+プラットフォーム手数料1.4%で合計約5.0%、フリープランなら合計約10.0%で、振込手数料は1回500円です。
売上が少ないうちは月額0円の手数料型、売上が増えてきたら手数料率の低い月額固定型が得になります。LearnLoomでは、月の売上が約6万円(2,980円÷5%=59,600円)を超えると、フリープランよりビギナープラン(月額2,980円)のほうが手元に残る金額が多くなります。
販売者が払うのが一般的です。購入者は表示された価格だけを払い、手数料は売上から差し引かれます。LearnLoomも、購入者の支払額は表示価格のままで、手数料を差し引いた金額が販売者の売上になります。
税込価格で販売した場合、受け取る売上には消費税相当額が含まれています。消費税の申告・納付は販売者が行います。くわしくは税理士などの専門家にご相談ください。
LearnLoomでは、支払いから14日たった売上を1,000円以上から振込申請でき、申請から原則2〜3営業日で振り込まれます。毎月15日締め・翌月末振込の自動振込も選べます。振込手数料はどちらも1回500円です。くわしくは売上の確認と振込申請をご覧ください。
カード決済では、返金しても決済手数料は戻らないのが一般的です。返金が多いと手数料の負担が増えるので、購入前に内容がわかるよう、無料のサンプル動画や講座の説明を充実させておくのがおすすめです。
まとめ:手数料は「率」と「月額」をセットで比べる
オンライン講座や会員サイトの手数料は、決済手数料・プラットフォーム手数料・振込手数料の3つです。サービスを比べるときは、手数料率だけでなく、月額料金とセットで「自分の売上なら手元にいくら残るか」を計算してみましょう。
LearnLoomなら、売上が少ないうちは月額0円のフリープラン、月の売上が約6万円を超えたら手数料1.4%のビギナープラン、というように、売上に合わせて切り替えられます。
この記事のポイント
- 手数料は「決済」「プラットフォーム」「振込」の3種類
- 分かれ目の売上 = 月額料金 ÷ 下がる手数料率
- LearnLoomは有料プランで合計約5.0%、フリープランで合計約10.0%(振込1回500円)
- 会員制は人数の上限もあわせてプランを選ぶ
手数料の心配なく、0円から始めよう
LearnLoomのフリープランなら、初期費用も月額費用も0円。
講座の販売も、月謝の会員制サイトも、今すぐ始められます。